降りてくる瞬間〜ボーカルレコーディングの現場から

昨日5/17は、東京池尻大橋にあるマルニスタジオにてlisa=小峰理紗ちゃんのボーカルレコーディングの日。
久々の再会でしたが、相変わらず益々元気そう!

オケデータの準備も整ったので、早速ボーカルレコーディング開始。
lisaちゃんって、こういうのもナンですが...僕の知る限り、歌ってる時と歌ってない時のギャップのスゴさがダントツにナンバーワン!(爆)lisaちゃんごめん!...m(_ _)m(汗)
その栃木弁と福島弁がミックスした朴訥な口調と穏やかで明るい人柄の彼女。ところがいざ歌い始めると、これがビックリ!!!まさかこんなにスゴい歌が出てくるなんて。最初彼女に会っただけでは、きっと誰も想像できないと思います(変な意味じゃなくて...汗)。

彼女の声を聴く度にいつも思うのは、彼女の声が、まぎれもなく"与えられた天性の声"だということ。最初の1音を発した時から何かが違うんです。彼女はタイプ的に『イタコ』タイプの歌い手さん。声が降りて来た感じとでもいうのでしょうか?
でもね...歌い終わると『今のテイクは、だいぶボッコレて来てましたよね〜』とか『どっぺって』などと栃木弁全開なので....あはははは〜.....それにしても『ボッコレ』って。。。笑
まぁそれもlisaちゃんの魅力の一つですから!

最近の音楽業界、時にはいくつかのテイクから良い部分をセレクトしたり、場合によっては加工したりして本人の歌を作り上げる(勿論プロジェクトによりますが)ような現場もあるなか、彼女はほとんど編集なしの一発録り。
前回のレコーディングの時も、明らかに何かが降りて来たような特別な瞬間があって、彼女の言葉を借りれば、いま歌ってる時そこにおばあちゃんがいたのだとか...)
今回もモニターに映る彼女がしばし目と閉じて呼吸を整えたその直後、最初の言葉を歌い出した瞬間...なんだろうこの安らぎ...優しさとか切なさとか、理屈を越えたところで感じる素直な共鳴、感動、救いのようなもの。
前回のレコーディングの時よりもさらに核心に迫るようなその歌声は、確実に彼女が進化し続けていることの証明と、この歌に込められた特別な『祈り』の強さを深く感じさせられました。
素晴らしい歌でした...。
この楽曲"Tears"は作詞作曲がlisaちゃんご本人によるもので、絶え間なく繰り返される人と人の争いという大きな問題に正面から向き合った深い内容のもの。僕らがレコーディングしていたその瞬間にも、どこかで流れているであろう『涙』と変わらないその現実。僕らにできるすべはないのでしょうか...。

歌詞が掲載できないのが残念ですが、この歌は最後にこう締めくくられています。

...滴に潜む全てが 君に届きますように




☆lisaちゃんとご一緒した過去のCDの中から今回は一つご紹介!
ただいま絶賛発売中。
GUNDAM EVOLVE/MONTHLY THEME SONG 2 December-January [Maxi]

Amazonでも注文できます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006GB08E/jugem-22/249-5773865-6305900
lisaちゃんの声の響きを大切にする為に、ストリングスカルテットとピアノ中心のアコースティックな響きに、打ち込みのスパイスを効かせたシンプルなアレンジにしたのですが、結果は大成功。短期決戦のプロジェクトでしたが、結果的に、メロディー・歌詞・アレンジ・歌・ミュージシャン全てのスタッフの力が一つになり、かなりいい感じに仕上がりました。
乾いた喉を潤す一杯の湧き水のような体に染み入る音楽です。
lisaちゃんの歌声、日本語って美しい!!!

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