2009年振り返ってご報告〜そして大切なお知らせ
2010.02.01 Monday
東京はスゴい冷え込みです。この冬最初の雪景色。
新しいブログエディターにも少しだけ慣れてきました。
久しぶりに日記らしいブログの更新です。
僕にとって2009年は、例年にも増して実に様々な事がありました。
仕事面では今年に入ってからマネージメントを株式会社リバースに専属委託し、その名の通りReBirth(再誕生)の心で望んだ一年、Boyz II Men&NYSEでコラボレーションをはじめとする様々なアーティスト達との初めての競演にも恵まれ仕事的にもとても充実し、またその一方で、今だから言 えますが、自分や身近な人達に起こった予期せぬ悲しい出来事に心を痛めたりと,良い事もそうでない事もあまりに大きな出来事が重なった怒濤の一年でした。
正直なところ暫くその全てを受け入れ消化するのに随分と時間が掛かってしまいましたが...。
そんな全ての出来事が、これから新しく生まれ変わる為に避けては通れない大切な行程だったんだと、今ではようやく思えるようになりました。
あまりにも長い間ブログの更新が出来なかったので、郷里の友人達からも「オバマ大統領の演説はもういいから、その後の報告を」とオバマ氏の似顔絵付きのメールまで送られてきたり、、、苦笑
という事で今更ですがご報告です。。。
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夏のボーイズ2メン&NYSEとのコラボレーションツアーの事もご報告できていないままでしたが、イベントは大成功でした。
アレンジの半分ほど進みやり取りを行う中で、アーティストサイド、オケサイド、編曲サイドの慣習の違いや音楽的共通言語の違いから、当初想定していたより遥かに多くの時間を要し、途中から恩師の飯島俊成氏との二人体制で編曲を進めました。
また写譜の岩瀬薫子さんをはじめ、最後は総勢10人のスタッフが、買い出しや目眩がする程大量の楽譜の製本や、朝まで続くコーラスダビングなどのスタジオワークやデータ整理にと、寝る間を惜しんで力を尽くしてくれました。
当初は予定にはなかったピアノのレックス氏(ジャクソンファミリー)も、マイケル•ジャクソン氏の葬儀を終えた後、急遽の参加して頂く事になりました。
当初は予定にはなかったピアノのレックス氏(ジャクソンファミリー)も、マイケル•ジャクソン氏の葬儀を終えた後、急遽の参加して頂く事になりました。
そして来日したボーイズのメンバーもリハーサル&ゲネプロを行い、そのあとも真っすぐスタジオに移動してレコーディング(一から組み立てられて行く彼らのスタジオでのコーラスワークを目の前で体験できた事こそが今回最大のインパクト!)。
特にWanya氏は他のメンバー二人が歌い終えてホテルに帰った後も、一人残って僕らと明け方まで、疲れた体に鞭打ってのスタジオ作業。
そのデータを受け取った僕らのチームはそこから引き続き作業。
そんな連日の無理が祟ってか、ついにはWanya氏自身も体調を崩し高熱を出して倒れてしまうほど。しかしどれだけ疲れがピークに達していても最後まで僕らやスタッフに対する笑顔と気配りを忘れず、それを微塵も感じさせなかった彼。
今まで出会った本物の一流と呼べる人が皆そうであったように、そこに魂が震えるほど伝わってくる特別な才能とセンスがあるのは当然のことで、それと同時に世界を背負う自覚(使命)と厳しさ、そして人として愛情に満ちた大きな優しさを持ち合わせているのだということを、彼は僕に再確認させてくれました。
そしてなんとか全ての譜面とデータも間に合い迎えた本番の日の朝、大阪のホテルのロビーで2〜3時間の睡眠にも関わらず「江口、寝れるって幸せだよなー!」と言って幸せそうに笑う飯島先生に、頷きながら僕も笑った。
思えば一ヶ月以上続いた3時間以下の睡眠、最後の一週間は寝床にも入らず全くの不眠完徹作業。そして大阪のホテルでやっと取れた僅かな睡眠。
みんなが限界まで頑張り抜いた。
そして迎えた大阪x2、名古屋、横浜の4講演。
普段活動するフィールドが違うもの同士の合同プロジェクトでしたので、普段とは違う行程や言葉や慣習の違いなどもあって最初は手探りで時間がかかる事も多かったのですが、音楽を愛し良いものを創りたいと願う想いはみな同じで、最後には彼らとも心からお互いを尊敬し合える素晴らしい友情が芽生え、泣きそうなくらい感動し力強くハグし合う最高のフィナーレを迎える事が出来ました。そして近い将来の再会を約束し合いました。
講演当日には、この縁を繋いでくれた坂之上さん(楽天M氏など何十人もの方々と一緒に大阪・横浜会場に来場)や写真家•野寺さん、たくさんの大切な友人達が(みんな死ぬほど忙しい人達なのに...涙)みんなで声を掛け合って大人数で会場に駆けつけてきてくれて、みんなで手を取り合い抱き合って心から歓び合いました。会えなかったけど、わざわざ鹿児島や長崎から駆けつけて来てくれた友人達も!涙がでそうでした。
このご縁を下 さった全ての方々、全ての仲間に支えられての4講演。
今更ながら心から感謝するばかりです。
ボーイズのメンバーのWanya氏は、僕のマネージャーに「日本へ向かう飛行機の中でアレンジのデモ音源を聴いた時、思わず涙が溢れて止まらなかった。国境を越え世代を超えジャンルを超え、こんな風にみんなが想いを繋ぐ。これこそ音楽のあるべき姿だ!」と興奮して話してくれたと言い、ホテルの中や会場では、普段ブロードウェイやハリウッドでも活躍しているオーケストラのメンバー達が、幾度となく僕を呼び止めては握手を求めアレンジを心から喜んでくれた。
またこの大プロジェクトに、若輩者の僕に編曲を全て一任して下さった指揮者の高原さんもプロモーターの方々もアレンジをとても喜んで下さった。
嬉しい声を聞く度に、どんな疲れも吹き飛ぶくらい嬉しく報われた想いがしましたが、たくさんの方々から戴いた言葉は、一緒に頑張ってくれた他の9人の仲間にこそ贈られるべき言葉だと思っています。この仲間達なくして、このボーイズ2メン&ニューヨークシンフォニックアンサンブルのジャパンツアーの成功は、けしてあり得なかっでしょう。
厳しい条件と僕のワガママにも、苦笑いしながらも快く力をかしてくれた温かい恩師仲間に、今なお心から感謝しています。
膨大な量のパート譜とスコア製本をして下さった写譜の岩瀬薫子さんチーム。
(特にIさんに於いては、今となっては本当に悔んでも悔やみきれず償っても償いきれませんが、そこに悲しくも亡くなってしまった尊い命があったこと...僕は一生忘れる事はないでしょう)
自身のライブや作曲の締め切りで多忙なのにも関わらず寝ずに写譜を手伝って下さったジャズピアニスト藤本暁子さん。
忙しい中駆けつけてProToolsのレクチャーをしてくれた旧友の音楽家・岩瀬聡志氏。
急な編曲以来にも関わらず快く引き受け、素晴らしいサウンドで応えて下さった恩師・飯島俊成先生(亡くされて間もないお母様への想いが胸に迫るMamaのアレンジ、本当に素晴らしかったです)。
ヘロヘロで途中寝落ちするヘタレ江口を叩き起こしながら、泊まり込みで完徹作業に付き合ってくれた音楽家で親友の田島正忠氏。君がいなかったらどうなってたことか、、、汗
嬉しい声を聞く度に、どんな疲れも吹き飛ぶくらい嬉しく報われた想いがしましたが、たくさんの方々から戴いた言葉は、一緒に頑張ってくれた他の9人の仲間にこそ贈られるべき言葉だと思っています。この仲間達なくして、このボーイズ2メン&ニューヨークシンフォニックアンサンブルのジャパンツアーの成功は、けしてあり得なかっでしょう。
厳しい条件と僕のワガママにも、苦笑いしながらも快く力をかしてくれた温かい恩師仲間に、今なお心から感謝しています。
膨大な量のパート譜とスコア製本をして下さった写譜の岩瀬薫子さんチーム。
(特にIさんに於いては、今となっては本当に悔んでも悔やみきれず償っても償いきれませんが、そこに悲しくも亡くなってしまった尊い命があったこと...僕は一生忘れる事はないでしょう)
自身のライブや作曲の締め切りで多忙なのにも関わらず寝ずに写譜を手伝って下さったジャズピアニスト藤本暁子さん。
忙しい中駆けつけてProToolsのレクチャーをしてくれた旧友の音楽家・岩瀬聡志氏。
急な編曲以来にも関わらず快く引き受け、素晴らしいサウンドで応えて下さった恩師・飯島俊成先生(亡くされて間もないお母様への想いが胸に迫るMamaのアレンジ、本当に素晴らしかったです)。
ヘロヘロで途中寝落ちするヘタレ江口を叩き起こしながら、泊まり込みで完徹作業に付き合ってくれた音楽家で親友の田島正忠氏。君がいなかったらどうなってたことか、、、汗
大阪へ発つ前日にも、お前ならやれる!と電話で励ましてくれた僕の兄的作編曲家・丸山和範師匠。
そんなチームを全面的にバックアップしてくれたマネージャーのリバース土岐・平田両氏。
そしてご自身出演者でありながら、僕らクリエイターチームと同様に24時間NYSEとの間に立って力を注いで下さったNYSEの素晴らしいバイオリニスト・伊藤舞希子さん。
(僕は本当に幸せ者です。心から感謝してます。本当にありがとう!!!)
最後に...
費用面でもとてもリスクの高いプロジェクトであるにも関わらず”想い”を実現する為に運営に踏み切ったプロデューサー柳澤氏。
そんなチームを全面的にバックアップしてくれたマネージャーのリバース土岐・平田両氏。
そしてご自身出演者でありながら、僕らクリエイターチームと同様に24時間NYSEとの間に立って力を注いで下さったNYSEの素晴らしいバイオリニスト・伊藤舞希子さん。
(僕は本当に幸せ者です。心から感謝してます。本当にありがとう!!!)
最後に...
費用面でもとてもリスクの高いプロジェクトであるにも関わらず”想い”を実現する為に運営に踏み切ったプロデューサー柳澤氏。
サウンドの要である”オーケストラアレンジ”を僕に託して下さったニューヨークシンフォニックアンサンブルの指揮者•高原守氏。
そしてこの三人の縁を結んで下さった坂之上さん。
感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました!!!
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ボーイズとのコラボが終わった後も、お馴染みのアーティストさん達、初めて出会ったアーティストさん達とのレコーディングやライブの機会にも恵まれ、また一つ「青春の想い出」と言えるような想いの詰まった作品もできました。
その曲達のいくつかはこれからのリリースを控えています。
また公表できる時期になったらこちらでもご紹介してゆけたらと思っています。
いろんなところにぶつかり、泣いたり笑ったりしながらの不器用な自分ですから、全てが美しい思い出ばかりとは言えませんが、その全ての出来事には、ちゃんと意味があり、その後の今日と言う日、そして未来へと着実に繋がってきているのを感じている今日この頃です。
最後に、大変私事ながら皆様にひとつご報告があります。
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、大変私事ながら私江口貴勅は、学生時代からの長年の親友であり、これまでいろいろな作品を競作する機会の多かった作曲家•松枝賀子と昨年末に結婚致しました。
もっと早いうちに結婚のご報告をと思いながら、目紛しく移り変わる毎日に慌ただしくしているうちに、あっと言う間にこんなに遅い報告になってしまいました。改めてお詫び申し上げます。
嬉しいこと悲しいこと、いろんな出来事が重なり、自分にとって何が大切で何が幸せかを改めて考えたとき、自分がそして彼女が、家族が友人達が、大切な人たちがもっともっと幸せになる為に選んだ結婚です。もっと幸せになります。そして必ず今よりももっと心豊かに心温まる音楽を創っていきたいと思います。
20年前お互い初めて出会った時、まさか将来こういう日が来ようとは思いもしませんでした。人生って本当に不思議ですね。神様も本当に粋な事をなさるものです。。。
皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
20年前の雨の日、妹の位牌の前で誓った約束。夢。
そのひとつひとつが年を重ねる度により一層現実味を帯びながら、益々そこへ近づいていこうとしています。そしてまた一つ人生の節目を迎えました。
楽しい事や嬉しい事だけでなく、生きているといろんな事が起こります。
たくさん泣いてもどんなにつらい事があっても、そんな"青春の思い出"をたくさん積み重ねながら、いつか最後には笑えるように、自分らしい心豊かな人生をおくりたいものです。
いろんなことがあるから人生。いろんな事から学んだことを必ず次ぎに生かさなければ意味がありません。今年も学んだ事や培ったものを生かして、もっと幸せになる為に、その先の扉を開いて行きたいと思います。
今年もまたいろんなプロジェクトが進行しています。
時期が来たらまたいろいろとご報告できると思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。
江口
P.S.東京はこの冬初の積雪でとんでもない冷え込みです。
足の指が痛い。。。でも雪があるだけで全てが許せてしまうのはなぜでしょうね。
明日は朝からレコーディングの為、山梨はビクター山中湖スタジオに出発!
なんと現地は20〜30cmの積雪だそうですよ。
果たして無事にたどり着く事が出来るのか、、、汗
ご結婚おめでとう!。
いやぁ、本当に、本当おめでとう!。
お幸せにね^^。