<Sanctuary/THE STAR ONIONS>
全世界で50万人以上の有効会員数を誇るオンラインRPG
「ファイナルファンタジー11」の楽曲を、新たに編曲してお送りする
「ザ・スターオニオンズ」の第2作目が5月20日にいよいよ発売になりました。
アルバム名 :サンクチュアリー
アーティスト:ザ・スターオニオンズ
Sanctuary/THE STAR ONIONSの詳細はこちら。
今回参加したアレンジャーは甲田雅人氏、そして現場ではお会いできませんでしたが杉森雅和氏、そして江口貴勅の3人で参加。
(水田さんと甲田さんとの共同編曲作品もあります。)
水田さんとはFF11のエンディングソングのDistant Worldのレコーディング以来の再会。
今作でスターオニオンズ初参加の江口はアルバム11曲中5曲の編曲(アレンジ)を手掛けました。
スターオニオンズ1stアルバムにもアレンジで参加されていた
甲田雅人さんや杉森さんのアレンジも、お人柄が伝わってくるような心安らぐ素晴らしいアレンジです。
今回スターオニオンズには初参加でしたが、FF11の作曲者でこのアルバムのプロデューサーである
水田直志さんの「アコースティックであること。それぞれの曲のメロディーが一番輝くようなアレンジに。」というリクエストに応えて、原曲のメロディーの魅力を気持ちよく膨らまし、また時にはその曲の隠れた可能性を最大限引き立つように、江口流に大切にアレンジ(編曲)させて戴きました。
選曲はゲーム中の牧歌的な癒し曲や激しいバトルの曲もあったりとバラエティーに富んでいるのですが、トータルカラーとして弦カルや小編成のコンボ・バンドスタイルなど一つ一つの楽器やメロディーのシズル感を大事にしたオーガニック系のサウンドを中心にまとめてあり、そこにスターオニオンズのアルバムとしてのちょっとしたスパイスも効かせて、一聴心地よいヒーリング的で、普通なのにでも普通じゃない感じに調理してあります(笑)
そのゲーム中の原曲に慣れ親しんだ方にも満足して頂けるような原曲のイメージを大切に膨らませたアレンジの曲もあれば、そのメロディーの本質を新しい解釈で引き出した「この曲にはこういう一面もあったんだ!」と驚いて頂けるようなアレンジの曲もありと、新鮮で聴き応えのある、リスニングアルバムとしても楽しんで戴けるような仕上がりになりました。
アルバム収録曲の試聴はこちら→
レコーディングでは、たくさんの素晴らしいミュージシャンの方々に参加して戴いてます。
以下、クレジットより軽く演奏者のご紹介を↓
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Wood Bass : 加瀬 達(Toru Kase)
Flute/Tin whistle/Quena/Bamboo Flute他 : 高桑 英世(Hideyo Takakuwa)
Acoustic Guitar : 榊原長紀(Naganori Sakakibara)
Guitar/Mandolin : 千代 正行(Masayuki Chiyo)
Accordion : 檜山 学(Manabu Hiyama)
Strings Quartet : 真部カルテット
1st Violin:真部 裕(Yu Manabe)
2nd Violin:藤堂 昌彦(Masahiko Todo)
Viola :坂口 弦太郎(Gentaro Sakaguchi)
V.Cello /Viola da gamba 多井 智紀(Tomoki Tai)
E.Bass 水田直志
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みなさん、素晴らしい演奏とハートで応えて下さいました。
長身で音の長いとても気持ちのよいグルーブを聴かせて下さった
ベテランウッドベース奏者の加瀬達さん。
中川晃教バンド時代から僕とはもう長い付き合いになるパートナー、ご存知
ギターの榊原長紀さんの心のアコースティクギター。
いつもそうですが、榊原さんのアコギはどうしてこんなに優しくて救いのある音をしているのでしょうね。今回はガットギター、スチールギター、マンドリンをお願いしました。
(余談ですが、榊原長紀さんは、このレコーディングの真っただ中ににパパになりました!おめでとう!!!そんな大変な時に急なお願いにも関わらず温かい演奏で応えて下さって。。。感激)
僕の中では笛と言えば真っ先に頭に浮かぶ方の一人、1stコール
フルート奏者・高桑英世さん。過去のオーケストラ劇伴サウンドトラックでも、数多く高桑さんに演奏して頂いてます。
ケーナ、篠笛、ティンホイッスル、自作の竹笛(これがまた素晴らしい音色!)などトラディショナルなアプローチなどもなんでもござれ。このアルバムの一本通った癒しのカラーは、高桑さんの心に染み渡る笛の音色の御陰かも知れませんね。
それから僕の熱いラブコールに応えて下さった
アコーディオン奏者の檜山学さん。
ボタン式ならではのソロフレーズやメロディーの節回しがかっこいい!
彼は友人のシタール奏者アキ・ウエダ氏とも親しい間柄で、今回はそのアキ君の紹介で檜山さんの存在を知りました。そうして実現した今回の初コラボ。
ご近所同士さんということもあり、今後良き友人として一緒に飲んだり演奏したりと深い付き合いをすることになりそうです。
また今回初めてご一緒させて戴いた
ルックスも格好良く、お人柄も最高に温かく、その上スタジオで知らない人は潜りと言われるくらい”アコギの千代さん”と名高い素晴らしい(イケメン)スタジオミュージシャン
ギタリストの千代正行さん。。
アコースティックギターは勿論、意外にも実はジェフベックが大好きと仰るそのエレキのツボを得たプレイセンス。そのオールマイティーさに脱帽。
最近では僕の友人でもある歌手・
堀澤麻衣子さんとも昨年ユニットを結成し益々精力的に活動されてるようです。
それから
ストリングスの真部カルテットの皆さん。
今回インペグの内田音楽事務所の里見さんのご提案での今回初のレコーディングでしたが、これが本当に素晴らしいストリングスカルテットで、男性弦カルらしいキレとパワーがあり、豊かな音楽性とポテンシャル。しかも皆さんとても若い。
僕は幸運な事に、普段からいろんな素晴らしいストリングスチームの方々とお仕事させて戴く機会に恵まれていていますが(勿論いつもどのチームも素晴らしく満足のいく最高のサウンドで応えて下さるのですが)、
僕がこのチームの素晴らしいと感じるところは、メンバーそれぞれが個性的な良さを持ち、互いの演奏に対する信頼感とか友情のようなものがこちらにも感じられて、それが実際に輝くような瑞々しいエネルギーのあると音となって伝わってくる。
見ていてこちらも楽しくなるようなそんな素晴らしいカルテットでした。
真部さんのバイオリンソロが聴ける楽曲や、
チェロの多井さんの演奏するヴィオラ・ダ・ガンバ(古弦楽器)をフィーチャリングした楽曲、また真部カルテットとしてのチームの瞬発力と演奏力の高さを存分に楽しめるピアソラ風の楽曲など、いずれも素晴らしい演奏が収録されてます。
余談ですが、この古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバはぜひ聴いて頂きたいところ。
もし聴かれた事のないかたはぜひリンクHPで試聴されて下さい。
アルバム収録曲の試聴はこちら→